令和5年6月20日 北区の「北とぴあ」という会場で行われた地域交通安全活動推進委員
の講習会に出席してきました。ソーレスト板橋は1名が推進委員を務めています。
はじめに警視庁総務課の佐藤警部より、令和4年の交通事故で亡くなった方の数が
戦後最小である132名となった話をいただきました。
平成元年には1年で約11000人の方が交通事故死されていたので、これも交通安全への
啓蒙活動に加え、コロナ禍の3年余りで外出を控える習慣が身に付いた事も一因かも
知れません
▼警視庁佐藤警部
次に最近の交通情勢や活動事例の発表がありました。
▼警視庁交通部からのお話
特に関心を引いたのは7月1日より一部の電動キックボードが16歳以上なら
免許無しで走行できるようになるとの点です。
▼ますますドライバーは注意が必要
実際走行した方によると速度制限20㎞/hより速度は出るし、少しの段差でも
転びそうになるとの事。
なぜ"免許無し″を許可したのか甚だ疑問に感じました。
大事故が発生しないといいのですが...。
休憩後は、交通ジャーナリストという肩書の元レーサー宮城光さんの
90分講演でした。
▼レース中の御本人
宮城さんは実年齢60歳とは思えないほどの若々しさで自称"スピード大好き"
の2輪4輪レーサーとして活躍された数々の輝かしい実績の持主です。
▼肩書の多さにびっくり!
米国ソルトレークシティーの舗装されてない道路で日本を代表する
自動車メーカーHONDAの軽自動車用エンジンを積み特殊車両を用い
660㏄の馬力で430㎞/hの世界記録を出した事もあるそうです。
▼マシンに乗っているのが宮城さん
「軽自動車は安っぽくて車と言えない」などと時代錯誤なことを言う
中高年諸氏もいまだいるようですが、宮城さん曰く
「HONDAの軽自動車エンジンは世界一だと証明されました」との事です。
そんな宮城さんからの質問。レーサーの最重要技術とは何か?
この問いに多くの聴衆は「誰よりも早く走る事では?」と思いました。
しかし、宮城さんの答えは意外にも「きちんと止まれること」なんだそうです。
▼予想外の答え
この後、人間の「認知」「判断」「指示」「操作」にいかに時間がかかるか
図解してくださいました。
▼これを常に瞬時に行えるか?
時速40㎞/hの速度を出していると仮定すれば、ブレーキを踏みだすまでに
約1秒かかるとするとその1秒で11mも車輛は進んでしまします。
果たしてあなたはいつでも直に止まれますか?
この問いは日常何気なくスピードを出している(主に男性の)ドライバー達は
ドキッとしたのではないでしょうか?
また、特に危ない夜間の自転車への注意喚起もありました。
夜間の自転車乗りには是非とも蛍光色を身に付けてもらいたいものです。
▼全く周囲を気にする事ない自転車乗り
そして運転席に座るときの姿勢がいかに集中力維持に関係しているかの
図解もしてくれました。
だらっと座ってなんとなくハンドルを握るのはとても危険な行為なのです。
▼腰椎傾斜は105℃‼
▼ご存知ですか?この法則
そして有名なハインリッヒの法則。
300件のヒヤリ・ハットのうち29の軽微な事故があり1件の重大事故につながるという
経験則の事です。人間は間違えを起こしミスをする生き物であります。
些細なミスやアクシデント、危ない!と思った事を事業所内や家族で情報を常に共有する
事が大きな事故を予測、防ぐ為の訓練へと生かせるのだというソーレストに置換えても
大変含蓄ある話だと思いました。
最後に安全運転の極意を語っていただきました。締めの言葉で印象に残ったのは
「運転上手な人はブレーキ上手」とのコメントでした。
▼ここを押さえてスマートドライビング!
むやみにスピードを出したりブレーキングが雑で同乗者ががっくんがっくんして
しまうのは、スマートドライビングには程遠いという事実を
懇切丁寧にご教示いただきました。
やはり世界のレースで闘い結果を出してきた"真の車好き"の方のコメントは
理屈と数字の裏付けがあり説得力があるなあと感心しました。
本日の講習で得た情報を日々の運転業務や推進委員活動にも
生かしていきたいと考えています。
ソーレストのスタッフ。
お葬式のこと、ソーレストという会社のことを皆様に知っていただけるよう、日々ブログを更新していきます。
自由設計のお葬式を提案する葬儀社です。
形にとらわれない、その人らしいお別れを、心を込めてプロデュースいたします。